中古機器

“やりたい研究”を形にするパートナー。創薬スタートアップがCo-LABO MAKERを選んだ理由。

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Introduction

スタートアップにとって、研究開発のスピードと柔軟性は事業の成長に直結します。一方で、研究施設や機器の整備には大きなコストと手間がかかり、「やりたい研究はあるのに、環境が追いつかない」という悩みを抱えるケースも少なくありません。今回は、AI・計算科学を活用した低分子創薬に取り組むiSiP株式会社の本多様に、シェアラボの利用から中古機器の導入に至るまでの経緯、そしてCo-LABO MAKERをどのように活用してきたのか伺いました。

コラボのシェアラボは「すぐ始められる研究環境」が魅力

—本日はよろしくお願いします。まずは、iSiP株式会社の事業内容について教えてください。

弊社は、AIや計算科学を用いた独自の技術を強みとし、抗体医薬などの高分子モダリティの置換を目指す低分子創薬を行っているスタートアップです。もともとはコンピュータ上で行うドライ研究中心で進めようとしていましたが、研究を進める中で「自社で実験も行うウェット研究と、ドライ研究の両軸で進めていく」という方針になり、現在の事業スタイルになりました。

—ウェット研究を自社でやろうと考えたきっかけは何だったのでしょうか?

最初は、化合物合成などは社外のCRO(開発業務受託機関)に委託していました。ただ、自社創薬を本格的に進めていこうとすると、化合物を送ったり、結果を待ったりと、間接的なロジスティクスが多くてどうしても研究のスピードが遅くなってしまうんですよね。自社で実験拠点を持っていないと、サンプルなどを管理・保管できる場所がないのも不便でした。

また、弊社にいる研究者のナレッジを活かしたいという背景もありました。社内には薬理学、合成、計算科学など、さまざまなバックグラウンドを持った研究者がいますが、彼らがすでに持っている知識や経験を、もっと直接的に研究に活かしたいと思ったんです。

経験のある研究者が増えれば、それ自体が会社の成長にもつながりますし、そのためにも「自社で実験できる場所を持ちたい」と考えるようになりました。

—そんな中で、Co-LABO MAKERのシェアラボをご利用いただいた経緯は?

他社のレンタルラボもいくつか当たっていましたが、合成研究をやるとなると、防火設備や溶媒室が必要だったり、機器を一から揃えなければならなかったりと、ハードルが高かったんです。

そんな中、展示会でCo-LABO MAKERさんを初めて知って、「これはまさに自分たちの課題を解決できるサービスだ」と思いましたね。私たちは最初、大学のラボを間借りする形でCo-LABO MAKERを介して利用を開始しましたが、試薬や溶媒、基本的な設備がすでに揃っていて、「やりたいことを、すぐ始められる環境」だったのがとてもありがたかったです。社外に委託するよりも、圧倒的に早く研究を進められましたし、他に使っているラボとも組み合わせながら、うまく運用できました。

シェアラボから中古機器へ。信頼関係がつないだ次の選択

—シェアラボをご利用いただいた後、Co-LABO MAKERで中古機器をご購入いただくに至った背景を教えてください。

研究拠点を新規に移転したタイミングで、新たな実験機器の購入が必要になったためです。

ウェット研究を始めたばかりの頃は私が一人で大学の間借り研究所で実験していたのですが、研究人数を増やすことになり、Co-LABO MAKERさん経由で間借りしていた施設では人数が収まらなくなってしまい…。そこで、レンタルラボや他に入居できる研究施設を検討し、最終的に現在の大規模施設に入居しました。ここは始めから揃っている設備もあったのですが、足りない機器を揃える必要があり、今回新たに機器を購入することとなりました。

実は、他社も含めいくつか中古機器を扱っている会社を調べて、耐用年数や価格を比較していたのですが、その中でちょうど条件に合う機器がCo-LABO MAKERさんにあったため、今回購入させていただきました。想像以上に綺麗で、通常中古だと劣化が気になるタッチパネルの部分も問題なく使えていますし、とても満足しています。

—新品ではなく「中古」を選ぶことで、不安はありましたか?

個人的には、前々職で働いていたベンチャーで中古機器を使った経験があり、「中古でも十分使える」という認識がありました。一緒に研究するメンバーも、中古に対して特に違和感を抱いている様子はなかったので、スムーズに中古機器の導入を検討できました。

多少汚れていても、しっかり動けば問題ないとは思っていますが、実績がある会社、信頼できる会社から買うことは重要だと思います。その点、Co-LABO MAKERさんとはシェアラボのサービスを通じて信頼関係が築けていたので、安心してお任せできました

—中古機器の購入を迷っている方へ、アドバイスをお願いします。

弊社で新たに購入した機器の総額のうち、半分ほどは中古機器だと思いますね。中古はやはり価格を大幅に抑えられるというメリットがありますし、会社の規模に関係なく、ハードルがなければ積極的に使ったらいいと思います。

一方で、新品と中古を目的に合わせバランスよく揃えることは重要ですね。

例えば、

  • 丁寧に使えば長く使えるものは中古でも十分に使えるケースが多い
  • 消耗品が多いものや精密機器は新品の方が安心
  • 型落ちでもやりたい実験ができる場合は中古が合理的

色々とリサーチをしたり、自分たちの研究フェーズに合わせて選択をすることが大切だと思います。

研究フェーズが変わっても頼れる存在「Co-LABO MAKER」

—Co-LABO MAKERのサービスを横断的にご利用いただいた今、iSiPさんにとってCo-LABO MAKERはどんな存在でしょうか。

今まで、「リアルな研究場所が欲しい」→「シェアラボ」→「人数が増えてラボを拡張移転するため今度は機器が欲しい」→「中古機器の導入」と、弊社の希望に応じて幅広くサービスを利用させてもらいました。

スタートアップはコストも限られていますし研究開発もスピードが求められます。そんな中でも、Co-LABO MAKERさんがいたからこそ、私たちはやりたいことができたと感じますね。

—Co-LABO MAKERの中古機器事業に、研究者としてどのような価値や可能性を感じていますか?

研究所を閉鎖する時や研究・事業内容が変わった際などに捨てられてしまう機器の中には、まだまだ使えたはずのものも数多く含まれると思うんですね。そうした機器がCo-LABO MAKERさんの所に集まって、それを必要としているたくさんの研究者に届く流れができたらいいなと思います。研究者としては、欲しいときに欲しいものが、できるだけ安く手に入るのが理想ですよね。

—ご期待に添えるよう、これからもサービスの充実に取り組んでいきます。本日はありがとうございました。

シェアラボも中古機器も、こちらの希望に合わせて柔軟に探してくれるのがCo-LABO MAKERさんの良さだと思います。コストや人手など制約の多いスタートアップでも、安心して研究開発を進められる環境が欲しい方にぜひおすすめしたいですね。

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