――シェアラボが必要性となった背景や利用前の課題や問題点を教えてください。
弊社は長年の間、商社として歩んできましたが、今回自社商品開発も行うメーカー機能を持つ事業を立ち上げることにしました。
昨今、世間のIT化が進んだことに対応して、商社としての役割は減り、価格勝負に変わってきていることに危機感を感じておりました。
そこで、商品を流通させる際に何かしらの付加価値をつけることで、新たなビジネスを展開することができると考え、有機溶剤を自社でブレンドし、商品化して販売することを始めることにしました。
ただ、私達はラボを元々持っていなかったので、ラボを備えた自社工場を立ち上げることからのスタートでした。工場の工事が完了するまでの1年半ほど。逸早く事業を開始したかったので、工場完成までの繋ぎとなるラボが必要でした。